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日頃の臨床の問題点・疑問点を解決するために基礎研究を行っております.臨床と基礎研究を密着させ機序解明・新たな治療法開発の橋渡しとなる研究を目指しています.
●がん性痛
緩和医療は麻酔科の新たな活躍分野になっています.がんにおける痛みは、まだまだ十分に緩和されているとは言えません。そこで,種々の神経科学的手法を用いて,がん性痛動物モデルを解析し,がん性痛の機序を明らかにするとともに新たな治療法開発を目指して研究を行っています.
●脊髄損傷
外傷などによる脊髄損傷者の多くは、機能的な麻痺のみならず、難治性の疼痛に苦しんでいます。その疼痛を抑制する薬剤の鎮痛効果と神経毒性について、ラットの行動分析と免疫組織学的手法により研究をしています。
●手術侵襲による痛み
手術は大きな侵襲であり、疼痛を惹起します。電気生理学的手法 (細胞外電位記録、In vivo patch clamp記録)を用い、中枢神経系における疼痛シグナルの伝達と抑制の機序を研究しています。
信州大学医学部附属病院麻酔科蘇生科では、「健常ヒトボランティアの炎症性痛に対するイバブラジン(プロコララン) の鎮痛効果」に関する臨床研究(前向き介入研究)を実施しております。
詳細については、以下URLよりご参照ください。
周術期管理の安全性と新たな麻酔技術を確立するために臨床研究を積極的に行っています.研究内容・成果について,最新情報を順次アップしていきます.
循環器グループ
1. 3D経食道心エコーを用いた周術期心機能の評価
2. β遮断薬による3D経食道心エコー評価の改良
3. 光電式指尖容積脈波形に基づく循環指標の推定
局所麻酔グループ
1. 腹横筋膜面(TAP)ブロックの安全性に関する研究
2. epiduramÔを用いた硬膜外麻酔法の改良
神経モニターグループ
1. 大血管手術麻酔管理における運動誘発電位(MEP)評価に関する研究
(臨床研究について患者様へのご連絡)2. 聴覚誘発電位(AEP)を用いた麻酔深度に関する研究
3. 近赤外線分光法(NIRS)を用いた術中疼痛モニタリング
4. 近赤外線分光法(NIRS)を用い脳機能に着目した研修医教育
5. 胸部大動脈瘤手術時の脊髄ドレナージによる合併症調査~後方視的研究~
疼痛グループ
1. S(+)局所麻酔薬を用いた分離麻酔法の開発
2. QX-314を用いた痛み神経特異的遮断の研究
3. 近赤外線分光法(NIRS)を用いた慢性疼痛患者の脳機能評価
4. <被験者募集>健常ヒトボランティアの炎症性痛に対するイバブラジン(プロコラランÒ)の鎮痛効果
その他
1. 麻酔関連機器の耐用性・安全性に関する研究(信州大学工学部との共同研究)
2. β遮断薬による術中ストレス抑制に関する研究
3.周術期アナフィラキシーの疫学的調査と全国診断支援システム構築(多施設共同研究)
4.大量出血手術時の血中イオン化カルシウム濃度とQTc間隔に関する後方視的検討5.区域麻酔と術後痛に関する単施設後ろ向きコホート研究
6.信州大学医学部附属病院における術後肺血栓塞栓症の実態調査
研究に関するオプトアウト7.PACUでオピオイドの追加投与が必要となった患者の背景因子の探索的研究
研究に関するオプトアウト〒390-8621 長野県松本市旭3-1-1 信州大学医学部附属病院麻酔科蘇生科
TEL : 0263-37-2795(麻酔科蘇生科外来)/ 0263-37-2670(麻酔科医局)
FAX : 0263-35-2734 (麻酔科医局)
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