[ お知らせ ]
当教室の杉山大介先生が,第32回日本疼痛学会(京都)2010.7.2-7.3で優秀演題賞を受賞しました.
ラット脳幹青斑核からのin vivo パッチクランプ記録法の開発
In vivo patch clamp analysis of synaptic responses evoked in the locus coeruleus neurons
杉山大介1,2、井本敬二1,3、川真田樹人2、古江秀昌1,3
1自然科学研究機構生理学研究所 神経シグナル研究部門
2信州大学 麻酔蘇生学教室(旧:麻酔蘇生学講座)
3総合研究大学院大学 生命科学研究科
脳幹青斑核のノルアドレナリン神経は脊髄後角表層へ投射し、脊髄における痛みの伝達を下行性に調節することが知られている。起始核である青斑核ニューロンの活動そのものをコントロールするメカニズムの詳細は不明な点が多い。今回、青斑核ニューロンへ入力するシナプス応答を詳細に解析するin vivoパッチクランプ法を開発した。本方法は、薬効評価や慢性疼痛時における異常がシナプスレベルで定量解析できるなど、鎮痛薬の開発や疼痛発症メカニズムの研究に有用であると考えられる。
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